長年使っていたSurface Pro 4 が年明けから立ち上げるたびにディスクチェックが走るようになって、どうも調子が悪いと思っていたら、ついに起動しなくなりました。
何度電源を入れなおしても、診断中と出て最後はこの画面。
「続行」を選んでみても結果は同じ。これはヤバイ。Window10の起動に何らかの障害が発生している。
早速、「Microsoft Surface 起動しない」でググって、マイクロソフトのサイトにたどり着く。
さすがメーカー。わかりやすく場合分けされている。
この中では、[オプションの選択]画面が該当しそう。
そこにはいくつかの解決策が。
解決策 1: Windows に進む
[続行] を選んでオプション画面を終了し、Windows に進みます
うん、これはもう試したけど、ダメだった。
解決策 2: Surface を修復する
1.[オプションの選択] 画面で [トラブルシューティング] を選びます。
2.[詳細オプション] > [スタートアップ修復] を選び、画面に表示される手順に従って操作します。 Windows で問題の検出と解決が試みられます。
早速実行。やはり状況は変わらない。
解決策 3: システムの復元を実行する
1.[オプションの選択] 画面で、[トラブルシューティング] > [詳細オプション] を選びます。
2.[システムの復元] を選んで、画面の指示に従います。
残念ながら復元ポイントの設定をしておらず、この方法では回復させることができなかった。
教訓1:いざという時のためにシステム復元ポイントの設定をしておこう。
こちらの記事によると復元ポイントはデフォルトでは自動作成されているようですが、たぶん容量をあけるために削除して、自動作成をオフにしてしまっていたようです。
Windows10 システムの復元ポイントを自動作成する方法
解決策 4: Surface をリセットする
Windows と、Surface にあらかじめインストールされていたアプリが再インストールされます。- すべての個人設定が削除されるインストールしたすべてのアプリが削除される
- 個人用ファイルを保持するか削除するか、また、出荷時の設定に戻すかどうかを指定する次のオプションが表示されます。
- 個人用ファイルを保持する: アプリと設定を削除しますが、個人用ファイルは保持します。すべて削除する: 個人用ファイル、アプリ、設定をすべて削除します。
1.[オプションの選択] 画面で、[トラブルシューティング] > [PC を初期状態に戻す] を選び、画面に表示される手順に沿って操作します。
2.[オプションの選択] が再び表示された場合は、[続行] を選びます。
ついに初期化の手順が・・・
さすがに初期化はしたくないので、もう少しあがいてみるか。
そもそもハード故障だと、もうどうしようもないわけだし。
この画面には「トラブルシューティング」というメニューもあるので、そちらを選択。
さらに「詳細オプション」を選択すると、「更新プログラムのアンインストール」というメニューがある。
Windows Updateで更新された内容を元に戻すためのメニューのようで、2種類のメニューがある。
「最新の品質更新プログラムをアンインストールする」
「最新の機能更新プログラムをアンインストールする」
どちらも試してみたけど、やはり状況は変わらず。
コマンドプロンプトも使えるようなので、何か方法がないかと再びググる。
いくつかのサイトに載っている方法で、いろいろ試してみたけど、やっぱりだめ。
これはもう初期化してみるか、新しいのを買うしかないという状況に追い込まれる。
ダメもとで、ブート領域のファイルを操作するコマンドなんかも試してみたら、状況が悪化!
今度は、Surfaceロゴが出るけど、クルクル回るアイコンは出なくなって、こんな画面が。
ちなみに実際の画面はPCの情報がいろいろ載っていますが、こちらはMSのサイトに載っていたサンプル画面から拝借しました。
UEFIってちょっと聞きなれないものなんだけど、「Unified Extensible Firmware Interface」の略らしく、簡単に言うと昔のBIOSが進化したようなものらしい。
何度起動してもこの画面になってしまうので、いろいろ設定を変えて試してみたけど、やはり状況は改善せず。これはいよいよヤバイ。初期化もできなくなってしまった。
教訓2:よくわからない操作はやらないほうがいい
最悪、初期化すればいいかと安易な気持ちで操作してしまい。初期化すらもできなくなっていよいよ詰みの状態になってきてしまった。
困ったときには、再びマイクロソフトのサイトへ。
この中に、起動したら「ファームウェア インターフェース(UEFI)構成の画面」というものがある。
早速クリックすると、こちらの案内が
解決策 1: 強制的に再起動する
これはすでにもう何度もやった。
解決策 2: USB 回復ドライブを使用して Surface をリセットする
ああ、結局リセットすることに。PC内のデータは残念ながら諦めます。
大事なものはOne Driveに入れていたので、とりあえずそれはクラウド上で確保されているはずだから、ローカルにあるファイルやアプリ、設定などはなくなってしまうけど、とりあえず被害は最小限で済みそうかな。
教訓3:バックアップはしっかり残しておこう。できればクラウドを使うのが便利
もう少し、OneDriveで共有される範囲を広くしておけばよかったと少し後悔。
Webブラウザのお気に入りとかも共有できるようにしておけばよかった。
各種サイトのパスワードとかは、
しかし、USB回復ドライブというのも準備が必要らしい。
こちらもMicrosoftのサポートサイトから。
事前に準備されていなくても、マイクロソフトのサイトからダウンロードができるらしい。
Surface を使用できる場合、または別の Windows 10 デバイスがある場合は、「Surface の回復イメージをダウンロードする」ページをご覧ください。 そのページでお使いの Surface を選択し、選択したデバイス用の回復イメージの .zip ファイルをダウンロードします。
MSサポートサイト: Surface の USB 回復ドライブの作成と使用 より
Surfaceは利用できない。ここで別のWindows10デバイスがあればよいんだけど、我が家には現役のWindowsマシンはこのSurface1台のみ。ほかには iPad、iPhone、Macしかないです。
うーん、困った。リカバリのためにPCを買うなら、どうせなら新しいSurfaceを買ってしまえばいいわけだし。しかし、正月から予定外の出費は痛い。
とりあえず、zipファイルなんだったら、MacでもUSB回復ドライブを作ることができないかと思い、再びググってみたけど、それらしい記事は見当たらない。
ダメ元でとりあえず、試してみるかということで、さっそくMacを使って回復イメージをダウンロード。マイクロソフトアカウントがあると、持っているSurface用の回復イメージがダウンロードできるみたいですね。ハードウェアから回復イメージが失われている状況で、事前に回復イメージを作っていなくても、ダウンロードで提供してもらえるとは、これはなかなか良いです。一昔前じゃなかなか考えられなかったことですね。
ガイダンスを見ると、そのままZipをUSBに入れるわけではなさそうなので、とりあえず解凍したファイルをすべてを、家にあった古いUSBメモリ(16GB)にコピー。
さっそく、SurfaceのUSBポートに挿して、ガイダンスにある通り、音量を下げるボタンを押したまま、電源ボタンを押して離す。 Surface のロゴが表示されたら、音量を下げるボタンを離す。を実行。USBメモリのランプが点滅して、なにやら読み込んでいる模様。
Macで作った回復ドライブでしたが、無事起動できたようで、リカバリの画面が。
そこから、Windows10を再構成。ようやくSurfaceでWindows10が使えるようになりました。
とりあえず、ハード故障ではなく、買い替えをしなくて助かりました。
以上、Window10のリカバリをした顛末です。いくつか教訓がありました。
教訓1:いざという時のためにシステム復元ポイントの設定をしておこう。
教訓2:よくわからない操作はやらないほうがいい
教訓3:バックアップはしっかり残しておこう。できればクラウドを使うのが便利
[追伸]
この記事を書くために再度色々調べてみたところ、コマンドプロンプトが使えれば、データの退避なども方法があったよう。起動しなくなって焦って動いてしまいましたが、もう少しよく調べてみたら、もっと良い解決法があったように思います。
教訓4:困ったときも焦らず、じっくり調べるべし
Windows10 が起動しない・起動途中で止まるときの復旧方法(Pasobleパソブル)
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